
日本遺産の構成文化財に認定された郷土料理「コチめし」(小野さん提供)
昭和の雰囲気が漂う商店街・五福通り(岡山市東区西大寺中)などを会場として食と雑貨の販売イベント「レトロ・マルシェ」(実行委主催)が11月2日に開かれる。かつて地元の裸祭り・西大寺会陽で裸衆に振る舞われていたとされ、今夏に日本遺産の構成文化財に認定された郷土料理「コチめし」もお目見えする。
コチめしは、吉井川河口で取れる白身魚・コチのほぐし身を使った料理。根菜の煮物とともにご飯にのせ、江戸期の海運船「北前船」で運ばれた昆布の出汁をかけて食べる。地元で親しまれていたが、近年は食卓に上ることも少なくなり「幻の郷土料理」とされる。
こうした中、今年7月に北前船で栄えた自治体でつくる日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財に追加認定され、再注目されつつある。当日の会場では、近くで飲食店を経営する小野麻奈美さん(55)が昔ながらの味を再現し、1杯500円(200食限定)で提供する。
マルシェは約70店が出店。西大寺地区の名物「笹(ささ)の葉せんべい」やレトロ雑貨、玩具なども買い求めることができる。もう一つの会場である向州公園(同向州)では西大寺高(同西大寺上)生徒の書道パフォーマンスや吹奏楽演奏、地元アマチュアバンドのコンサートがある。
時間は午前10時〜午後3時。小雨決行。問い合わせは実行委事務局(086―942―0101)。
(河内慎太郎)
