公開日時 2025年10月09日 05:00

歴史生かし、発信強化を 講師 小幡 美香氏 島根・温泉旅館「竹葉」3代目女将
講演する小幡美香氏=8日、那覇市のパシフィックホテル沖縄(大城直也撮影)

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琉球新報朝刊

 会員制の講演会組織「琉球フォーラム」(主宰・普久原均琉球新報社長)の10月例会が8日、那覇市のパシフィックホテル沖縄で開かれ、「どじょうすくい女(お)将(かみ)」として各種メディアでも活躍する島根県の温泉旅館「竹(ちく)葉(よう)」3代目女将の小幡美香氏が講演した。
 しまね観光PR大使も務める小幡氏は「笑顔溢(あふ)れる沖縄の未来創造へ~沖縄ファン無限大!のつくり方」と題して講演。足元の歴史資源を生かし、情報発信に力を入れることも提言した。
 小幡氏は農林中金に勤務後、結婚を機に竹葉の経営に関わるようになった。当時はミシュラン旅行ガイド三つ星施設の足立美術館に隣接しているにも関わらず、集客に苦戦していたと話した。源泉掛け流し温泉を持つ旅館の魅力を見つめ直し「心も体も軽やかになりたい」という需要を捉え、食事は野菜中心の「健康美容食」を取り入れたと説明した。
 20年以上前からブログも開設し、旅館や地元の魅力を「伝える」ことに力も入れたと紹介。地元安来市の伝統芸能「安来節どじょうすくい踊り」を自ら演じ、話題を集めた。「歴史を価値にして取り入れた。沖縄も長い歴史の中に素晴らしい価値がある」と話した。
 「一番ではなくオンリーワンになることを目指してきた。無敵とは敵を作らないこと。戦わずして勝てることを考えた」と経営の戦略を語った。(島袋良太)

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