中国高官、米香港総領事に内政不干渉を要求 米国は反発

 中国高官が香港駐在の米総領事に対し、反中国勢力と結託して香港情勢に干渉しないよう警告した問題を巡り、米国務省は2日、これを受け入れない姿勢を示した。写真は、米国と中国の国旗をあしらったイメージ画像。3月20日、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ワシントン 2日 ロイター] – 中国高官が香港駐在の米総領事に対し、反中国勢力と結託して香港情勢に干渉しないよう警告した問題を巡り、米国務省は2日、これを受け入れない姿勢を示した。

国務省高官は声明で、「米外交官は自国を代表し、世界各地で米国の利益を推進する責務を負っている。これは香港を含む世界中の外交官にとって標準的な慣行だ」と述べた。

これに先立ち、中国外交部駐香港特派員公署の崔建春特派員は声明を発表し、8月に就任したジュリー・イーデ香港駐在総領事と面会したのは「就任後の行動について厳正に抗議するため」と説明した。

声明によると、崔氏はイーデ氏に対し「内政不干渉を含む国際関係の基本的規範を順守し、反中国勢力と完全に一線を画す」よう求めた。

また崔氏は「4つのしてはならないこと」として、1) 会うべきではない人物と会わないこと、2) 反中国勢力と結託しないこと、3) 香港の安定を損なういかなる活動も扇動・支援・教唆・資金提供しないこと、4) 香港の国家安全保障問題に干渉しないことーーを挙げた。

イーデ氏はトランプ政権1期目当時、香港総領事館の政治部に所属しており、抗議運動の学生リーダーらと接触したとされ中国当局の反発を招いた経緯がある。

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