ホワイトハウスは労働省労働統計局(BLS)の次期局長に起用する方針だった保守派エコノミスト、E・J・アントニー氏の指名を撤回した。これに伴い、雇用統計や物価統計など重要な経済指標を担当するBLSの首脳人事を巡る混迷が深まった形だ。

  トランプ大統領は先に、バイデン前政権当時に指名されたマッケンターファー前局長の解任に踏み切り、アントニー氏を後任とする人事を発表。トランプ氏はマッケンターファー氏について、同氏が政治的な目的で数字を操作したと、証拠を示すことなく非難していた。

relates to ホワイトハウス、アントニー氏の労働統計局長指名を撤回

E・J・アントニー氏

 

  トランプ政権当局者は、ホワイトハウスがアントニー氏の指名撤回に関して上院に書類を送付したことを明らかにした上で、政権として近いうちに新たな局長候補を指名する予定だと語った。

  アントニー氏にコメントを要請したが、これまでのところ返答は得られていない。BLS局長に就任するには上院の承認が必要で、同氏は指名承認のため厚生教育労働年金委員会の公聴会に臨む予定だった。

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  同委は共和党議員12人、民主党会派の議員11人で構成されるが、マカウスキ議員(共和)がアントニー氏について「極めて強い懸念」を表明したことで、同氏の人事の承認は既に危ぶまれていた。

  アントニー氏はかねて、独立かつ非党派機関のBLSを繰り返し批判。同氏の指名は左派・右派双方の経済学者から批判を浴び、多くは同氏の「MAGA(米国を再び偉大に)」派共和党寄りの見解やその他の公的発言を問題視していた。

原題:White House Pulls Antoni’s Nomination for Head of BLS (1)、White House Pulls Antoni’s Bureau of Labor Statistics Nomination(抜粋)

— 取材協力 Skylar Woodhouse and Hadriana Lowenkron

(背景を追加して更新します)

これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。

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