水不足、石川でも懸念高まる 記録的な空梅雨でダムの水位低下

水不足、石川でも懸念高まる 記録的な空梅雨でダムの水位低下

連日の快晴で、金沢ではすでに2週間近く雨が降っていません。全国ではすでに深刻な影響が出ている地域もあり、石川県内でも水不足への懸念が高まりますが、今後、市民生活への影響はあるのか、石川県内のダムを取材しました。

記録的な空梅雨となった今年の夏。

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27日までの1か月に降った雨の量は金沢でわずか37.5ミリと平年の15パーセントにとどまっています。

新潟・上越市は、まったく雨が降っていない

平年の0パーセントと、まったく雨が降っていない新潟県上越市では…

BSN・川﨑勇記者リポート(7月24日)「午前11時前の正善寺ダムです。ふだんは8割ほど水が溜まっているそうですが今は2割ほどになっています」

記録的な少雨でダムの貯水率がおよそ14パーセントにまで低下。

ここまで水が少なくなるのは、およそ40年ぶりです。

パトロール車「お風呂一杯分以上の節水をお願いします」

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上越市はおよそ11万人に1日200リットルの節水を呼びかけていますが、このまま雨が降らなければ一部の地域で来月にも断水するおそれがあるといいます。

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節水区域の住民は「これは野菜を洗った水。朝に青じそを洗ったから浮いている。この暑さでしょ。水分ないからナスとかカボチャとかにあげるの」「風呂の回数を減らしてシャワーを増やすとか」

金沢・内川ダムの貯水率は60%で例年の8割

一方、県内では…

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久々江龍飛フィールドキャスター「金沢市の内川ダムです。水が十分に張られているように見えますが、護岸を見ると白と黒で分かれているところがあるのが見える。境界線まで平常時は水が溜まっているということで、水位が低下しているのがわかります。」

金沢市山間部にある内川ダム。

犀川や浅野川の治水・利水で重要な役割を担っています。

雨が降らない状況が続き、内川ダムの現在の貯水率は60%と、例年の8割程度だということです。

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県土木部河川課・毎田勇造担当課長「現時点で、犀川ダムと内川ダム合わせて約5割の貯水量があるので、今すぐに渇水という状況ではない」

白山市の手取川ダムは、46.1%

一方、こちらは白山市の手取川ダム。

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貯水率はこの時期、60%後半から70%台ですが、現在は46.1%。

この冬は山沿いの降雪量が例年よりも多かったため、雪解け水も多いということですが、7月は降水量が少なく、今後、水不足が懸念されます。

県内では2年前、記録的な少雨の影響で、犀川ダムの貯水率が20%台まで低下し、市民に節水を呼び掛ける事態に。

今年も、雨が降らない状況が続けば、市民生活に影響が出ることが懸念されます。

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県土木部河川課毎田勇造担当課長「現在、電力会社の協力をいただいて、ダムの水位が極端に減らないよう、ダムからの水を流す量を調整してもらっている」「これからの天候と、ダムの水位の動向をしっかり注視したい」

毎田担当課長によると、県内では近年、異常気象で突然の豪雨も多く急激に水位が増加することもあり、ダムの貯水量を調整することが難しいのだそうです。

また内川ダムや手取川ダムでは、水力発電も行われていて水不足が続くと、発電に使う水量を減らす対応を取らざるを得ず、発電量にも懸念が出てきそうです。

今後、恵みの雨がいつ降るのか、待ち遠しいばかりです。

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