高野山の寺に納める位はいづくりなどに使われた道具を集めた企画展が、和歌山市で開かれています。
この企画展は、高野山のふもとで育まれた伝統産業を知ってもらおうと、県立紀伊風土記の丘が開いているものです。
会場には、高野山の寺に納める位はいづくりが盛んに行われていた高野町の杖ヶ薮地区で職人が使った「かんな」や「のみ」「彫刻刀」などあわせて200点が展示されています。
また、食用のカヤ油づくりが盛んだった紀美野町で使われた油を搾る幅2メートルの搾油機や、石臼も展示されています。
冬の寒さが厳しい高野山では、凍ってしまう菜種油の代わりに古くからカヤ油が使われていたということです。
県立紀伊風土記の丘の学芸員 藤森寛志さんは「宗教都市、高野山を支えたふもとの地域のさまざまな仕事について、展示された道具を通して知ってほしい」と話していました。
企画展「高野山麓 山里のしごと」は、9月7日まで開かれています。
