会見に臨む台湾の松永(撮影・西海健太郎)
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 女子はあす9日に初戦が行われる。8日は龍仁ミルスタジアムで出場全4チーム合同の公式会見が行われ、台湾代表は日本から国籍変更したMF松永早姫(29)が出席し、なでしこジャパンとの対戦を待ち望んだ。

 「私自身、ずっと日本で育ってきて日本のサッカー文化を肌で感じて学んできた。なでしこジャパンの選手たちは私の夢でもあったので、ここで戦えることは本当に光栄。もう、これは憧れではなく、ともに戦う仲間として、現実として起こっているので、再来年のW杯に台湾が出場できるように日本で学んだ知識や経験を台湾に還元したい」

 千葉県船橋市出身の松永は父の影響で5歳からサッカーを始めると、幼少期は男子とともに練習しながら技術を磨いた。中高時代を修徳学園で過ごし、日体大へ進学。大学卒業後は、なでしこリーグに所属するスフィーダ世田谷と愛媛FCでプレーした。

 転機は昨年だった。祖母と父のルーツである台湾での海外挑戦を決意し、同国1部の新北航源FCへ移籍。「代表選手になってW杯を追いかける」という強い思いから国籍変更を決断した。

 台湾女子サッカー界で国籍変更選手が代表招集されるのは松永が初だという。自身のSNSでは当時の手続きを「関係者の方々も何もかもが初めてなので、色々とスムーズにいかないことの方が多く、かなり苦戦しました。心が折れそうになりました」などと記している。この日の会見でも「おばあちゃんのルーツが台湾にある中で今回、この決断をした」と明かした。

 目標は「台湾をW杯の舞台に連れて行く」こと。会見の最後には、なでしこジャパンのDF高橋はな(25=三菱重工浦和)と記念撮影で握手を交わし、互いに健闘を誓った。あす9日、憧れだったなでしこジャパンと対戦する。

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