第107回全国高校野球選手権南北海道大会札幌支部Cブロック1回戦   札幌南41―2札幌東豊(5回コールド) ( 2025年6月23日    札幌円山 )

<札幌南・札幌東豊>甲子園モデルのユニホームの寺嶋暖斗選手(3年)、アルファ・マイサ・ガブリエル選手(2年)、堀内皓介選手(1年)=左から
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 00年夏の甲子園出場校・札幌南が23日に今夏初戦に臨み、札幌東豊相手に24安打41得点で大勝発進した。チームは今季話題の“魚雷バット”を導入。芯の部分が太く先端にかけて細くなる新兵器を手に、2番打者の蜷川凛乙(りお、2年)は二塁打2本を含む5安打7打点をマーク。ユニホームも今春から“甲子園モデル”が復活し、四半世紀ぶりの聖地を目指す。

 全イニング打者一巡の猛攻で得点を積み重ねた。00年夏の甲子園出場時の主将だった田畑広樹監督(42)は「隙を出さず気持ちを抜くことなくやろうと。選手が応えてくれた」と振り返った。

 「2番・右翼」で出場した蜷川はこの日、“魚雷バット”を手にした。大リーグから今季広まり、高校野球でも使用が認められた。北海道大会ベスト8入りの昨秋から木製バットを使う選手も多く、早速4月末から導入。練習や実戦を通じて「選手が研さんを深めてきた」と田畑監督は明かす。

 背番号9の蜷川は「春季大会から使っていたが、ミートがしやすくて愛用している」と操作性の高い新バットとマッチした。初戦で札幌藻岩に逆転負けした春季大会はともに長打の2安打。この日のスタメンで唯一手にし、長打2本を含む5安打7打点に「最初に使った時にいいヒットが出てからずっと調子がいい。自分の振りに合っていた」と手応えを口にする。

 昨秋の北海道大会翌日のミーティングで、頂点への意識を胸に挑むことを確認した。00年夏甲子園出場から25年。春からユニホームを当時のデザインに戻し、帽子の「M」の文字は一新した。村尾壮太主将(3年)は「自分たちの個性を強く出せるのがユニホーム。甲子園にゆかりもあってその点でもいい。(胸の)刺しゅうになってより“札南”の重みも感じるようになった」と話す。

 次戦で昨夏南北海道大会準優勝の立命館慶祥と激突する。ここを突破できれば、2年ぶりの南北海道大会進出に大きく前進する。「札南だけのものがあると思うので、そういう強みを生かして戦っていけたら」と村尾主将。伝統と目新しさ、札幌南らしさを前面にこの夏を突き進む。(竹内 敦子)

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