公開日時 2025年06月21日 08:59更新日時 2025年06月21日 16:12

北東州の州都「制圧排除せず」 プーチン氏、ウクライナ侵攻で

 20日、ロシア・サンクトペテルブルクで、国際経済フォーラムの全体会合に出席したプーチン大統領(タス=共同)

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共同通信

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は20日、ウクライナへの侵攻を巡り、同国北東部スムイ州の州都スムイの制圧を排除しないと述べた。スムイ州はロシアが一方的に併合した東部・南部4州には含まれていない。ロシア北西部サンクトペテルブルクで開催された国際経済フォーラムの全体会合で司会者の質問に答えた。

 ロシアはウクライナ軍によるロシア西部への攻撃を防ぐための「緩衝地帯」づくりの名目でスムイ州内の実効支配地域を徐々に拡大。ロシア軍は現在、州都まで約20キロに迫っているとされる。

 プーチン氏は緩衝地帯の奥行きはロシア国境からウクライナ領内に8~12キロだと指摘する一方で「州都の制圧はわれわれの課題でないが、原則的にそれを排除しない」と主張した。

 プーチン氏はまた「ロシア人とウクライナ人は一つの民族であり、この意味でウクライナ全体がわれわれのものだ」と改めて持論を展開。「ロシアはウクライナの降伏を目指しておらず、陸上に形成された現実の承認を求めている」と述べ、ロシアが実効支配した領土の放棄をウクライナに要求した。

 一方でロシアのペスコフ大統領報道官は20日、今年5月以降で3回目となるロシアとウクライナの直接交渉の日程は、来週に合意の見通しだと述べた。

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