
米国株式市場は反発して取引を終えた。2019年9月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 16日 ロイター] – 米国株式市場は反発して取引を終えた。イスラエルとイランの攻撃の応酬が続く中でも、原油生産と輸出に今のところ大きな影響が出ていないことで原油価格が下落。エネルギー価格の上昇でインフレが押し上げられるとの懸念が和らいだ。
この日は
関係筋の話として、イランがカタール、サウジアラビア、オマーンに対し、トランプ米大統領がイスラエルに即時停戦に合意するよう圧力をかけるよう要請したとの情報が伝わったことなどで、イスラエルとイランの休戦に対する期待が台頭。北海ブレント先物と米WTI先物は1%以上下落した。
イスラエルがイランに対する大規模攻撃を開始した先週13日は、中東情勢の緊張の高まりを背景に原油価格は7%を超えて上昇していた。ビレール・アンド・カンパニー(ニューオーリンズ)のポートフォリオマネジャー、ジョージ・ヤング氏は「予測困難な要因は原油価格の動向だ。地政学的な小さな動きでも、極めて大きな影響が及ぶ可能性がある」と述べた。
投資家は18日に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果も注視している。市場では米連邦準備理事会(FRB)が9月まで利下げを行わないとの見方が多く、LSEGのデータによると、9月に少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われる確率は61.1%織り込まれている。
この日は情報技術(.SPLRCT), opens new tabや通信サービス(.SPLRCL), opens new tabが上昇を主導した一方、公益事業(.SPLRCU), opens new tabなどは軟調だった。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)(AMD.O), opens new tabが証券会社による目標株価引き上げを好感して8.8%高となり、フィラデルフィア半導体指数(.SOX), opens new tabの上げを主導。ナスダック総合(.IXIC), opens new tabは5月27日以来の上昇率となった。
UPS(UPS.N), opens new tabとフェデックス(FDX.N), opens new tabはそれぞれ1.1%高。トランプ大統領の一族が運営するトランプ・オーガニゼーションが自社ブランドのモバイルネットワーク「トランプ・モバイル」の立ち上げを発表し、両社を配送パートナーに選んだ。USスチール(X.N), opens new tabは、日本製鉄(5401.T), opens new tabによる買収をトランプ大統領が承認したことを受けて5.1%高となった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.97対1の比率で上回った。ナスダックでも1.9対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は178億6000万株。直近20営業日の平均は181億4000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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