
「速旅 中央日本四県周遊ドライブプラン」は、新潟県・長野県・山梨県・静岡県の4県内の高速道路が定額で乗り放題になるプランだ
NEXCO中日本で販売されている「速旅 中央日本四県周遊ドライブプラン(黄金KAIDOを行く)」は、事前申し込みにより新潟県・長野県・山梨県・静岡県の高速道路が定額で乗り降り自由となるプランです。どんなメリットがあるのでしょうか。
普通車が4日間 1万8300円で高速道の周遊エリアを乗り降り自由
関東圏と中京圏に挟まれ、日本列島の縦軸となる山岳地帯を構成する「新潟県・長野県・山梨県・静岡県」は、観光や食などの分野で連携し、「黄金KAIDO」と名付けたプロジェクトを推進しています。
黄金KAIDOというネーミングは、徳川家康が開発に力を注いだ佐渡金山が新潟県に、土肥金山が静岡県にあり、またその両者を結ぶ道中にも山梨県の湯之奥金山、長野県の金鶏金山があることに由来するものです。
そして現在、この4県内の広い範囲の高速道路が事前申し込みにより定額で乗り降り自由となる「速旅 中央日本四県周遊ドライブプラン(黄金KAIDOを行く)」が、NEXCO中日本から発売されています。
乗り降り自由な「周遊エリア」は北陸道が「名立谷浜IC〜新潟中央JCT」、日本海東北道が「新潟中央JCT〜新潟空港IC」、磐越道が「新津IC〜新潟中央IC」、関越道が「長岡IC〜長岡JCT」、長野道が「岡谷JCT〜上越JCT」、中央道が「双葉スマートIC〜伊北IC」、中部横断道が「双葉JCT〜新清水JCT(六郷IC〜富沢ICの無料区間含む)」、新東名が「新清水JCT〜島田金谷IC、新清水JCT〜清水JCT」、東名が「富士川スマートIC〜相良牧之原IC」となっています。
利用期間は4日間で、価格は普通車が1万8300円、軽自動車等が1万4600円となっています。
設定は2026年2月28日(土)までですが、お盆期間となる8月8日(金)〜8月17日(日)、シルバーウィークの9月13日(土)〜9月15日と9月20日(土)〜9月23日(火・祝)、年末年始の12月26日(金)〜2026年1月4日(日)、そしてこの間に含まれる3連休は適用対象外となり、これらの日を含む申し込みはできません。
さて、このドライブプランを使うと、高速道路の通行料金はどのくらい節約できるのでしょうか。
単純にこの4県の両端、静岡県の県庁所在地である静岡市最寄りの「静岡IC」から、新潟県の県庁所在地である新潟市最寄りの「新潟中央IC」までのETC通行料金は9470円(普通車、通常料金)です。
このことから、静岡県から入って新潟県まで、もしくはその逆を往復するようなコースを平日日中にドライブするであれば、十分におトクになることがわかります。
ただ旅程が土日に収まるような場合であれば、周遊エリアがすべて「ETC休日割引」の対象となる地方部であることから、よほど細かい乗り降りを繰り返さない限り、通常のETCでの走行に料金的なメリットがあります。
そのため土日を絡めるとしても、土日を挟んだ金曜日と月曜日に長距離の移動をともなうようなスケジュールを組むのが得策となりそうです。
便利な周遊プランだが注意する点も
そうした考えに基づくと、静岡から新潟を往復する場合におすすめなのが、佐渡島にフェリーで渡ってのドライブです。
「速旅 中央日本四県周遊ドライブプラン」を使えば、佐渡汽船で新潟から佐渡の乗用車(6m未満)往復が「一律1万9800円」とする割引を用意している
佐渡島へは「佐渡汽船」が新潟港から両津港および直江津港から小木港との間でカーフェリーを就航しています。
佐渡汽船ではこれらの航路の利用につき、中央日本四県周遊ドライブプランの利用者を対象に、乗用車(6m未満)の往復航送料金を「一律1万9800円」とする割引を用意しています。
つまり週末を挟む場合でも、金曜日に静岡から新潟に観光しながら移動し、土日はフェリーで渡った佐渡島で楽しみ、月曜日に新潟から静岡に観光しながら戻るスケジュールであれば、土日を活かしつつ、高速道路の通行料金を節約することができるのです。
一方、1月や2月であれば、スキーやスノボでの利用も考えられそうです。
静岡を発着地とする3泊4日で、松本市や長野市、新潟市を宿泊地とし、八ヶ岳、白馬、志賀高原、妙高高原などのスキー場を巡るようにすれば、高速道路の通行料金を気にすることなく、各都市の快適なビジネスホテルに泊まり、地元のグルメも楽しむ、ぜいたくな旅が楽しめるでしょう。
申込みは事前にNEXCO中日本のサイトでおこなう
ただ中央日本四県周遊ドライブプランの利用に際しては、注意点もあります。
まずこのドライブプランは周遊タイプのみが用意され、首都圏や中京圏からの発着プランはありません。またそれらの地域からの観光では、静岡から入って新潟を往復する、もしくはその逆も、距離のロスが大きく、使うメリットはそれほど大きくなさそうです。
またプラン名に「中央日本四県」と銘打たれ、かつ申し込みページにも「静岡県内、山梨県内、長野県内、新潟県内の高速道路が指定の期間内定額料金で乗り放題!」と記されていますが、各県のすべての高速道路が周遊エリアの対象となるわけではありません。
とくに山梨県については、県庁所在地である甲府市の最寄り、「甲府昭和IC」は周遊エリア外です。うっかりエリア外に走行してしまうと、別途料金が発生するため、とくに留意すべきでしょう。
またこのプランの利用は、ETCカード1枚につき「5回まで」となっています。ここに引っかかる人はきわめて稀と思われますが、繰り返しの利用を考えている人は、申し込み時に「速旅会員専用マイページ」の「過去の申込履歴」を確認しましょう。
