鹿児島から「地球にいいこと、人にいいこと」について考えます。動物園の人気者である、アジアゾウやチンパンジー、コアラ。共通点、皆さん分かりますか。
これらの動物は全て絶滅危惧種です。陸の豊かさを守るためにどうしたらよいか!?鹿児島市の動物園でも命を未来につなぐための取り組みが行われていました。

■命をつなぐブリーディングローン

5月22日鹿児島市の平川動物公園のコアラ館には多くの人の姿がありました。お目当てはオスのコアラ、アサヒです。

(来場者)
「アサヒの最後の日を見届けにきた」

アサヒの姿を見られたのは、この日が最後。翌日、埼玉県のこども動物自然公園へと旅立ちました。繁殖を目的に、他の動物園との間で動物の貸し借りを行う、ブリーディングローンのためです。

(平川動物公園・村上浩一主任)
「種の保存が動物園の役割の一つとしてもとても大きい。未来にコアラを残していくという意味では大事」

ブリーディングローンが行われる背景の一つには多くの動物たちが絶滅の危機にあることが挙げられます。IUCN=国際自然保護連合によりますと、現在、存在が確認されている野生動物は213万9242種。そのうち、最も絶滅の恐れが高いのは今年3月の時点で4万7187種だとされています。

動物園にも絶滅する恐れのある動物がいます。先月末時点、平川動物公園で飼育されている127種の動物のうち、43種が絶滅危惧種です。

■絶滅危惧種と私たちのつながり

福守園長の案内で、まず向かったのは世界のサルゾーン。

(平川動物公園・福守園長)
「チンパンジーというと、すごくなじみ深い動物だと思うが、いわゆる絶滅危惧種。意外と皆さんが、名前知っている動物も絶滅しそうな動物というのはたくさんいる」

主にアフリカの熱帯雨林に生息するチンパンジー。100年ほど前には200万頭近くいたとされていますが、現在は15万から35万頭にまで減少したと言われています。

(平川動物公園・福守園長)
「熱帯雨林が切り開かれて木材としていろんな形で人が使ったりその後畑にしたり牧場にしたり開発が進むことによってチンパンジーが暮らす森が減っている現状がある」    

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