S&P500・オルカン関連指数の先週末における終値は、微減。S&P500 は週間で、2.6%下落した。
トランプ大統領による、EU製品やiPhoneに対する高率課税の可能性の示唆が、投資家心理を冷やしている。
日本のS&P500・オルカン関連ファンドは、ほぼ横ばい状態。しかし、指数や為替によって、不安定な状態は続く。
今度はEUを相手に、関税問題が再燃している。
2025年5月23日(米国時間)、S&P500種指数は前日比0.67%安の5,802.82で取引を終え、週間では2.6%の下落となった。これは、トランプ大統領が欧州連合(EU)からの輸入品に50%の関税を課す可能性を示唆し、さらに米国外で製造されたiPhoneに25%の関税を検討していると発言したことが主な要因だ。
これらの発言は、Appleをはじめとするグローバル企業のサプライチェーンに対する懸念を高め、市場全体に不安をもたらしている。また、これらの関税措置は、米国とEUの間で予定されていた貿易交渉を複雑にする可能性があり、投資家心理を冷やした。
今週は、以下のイベントが株価に影響を及ぼしそうだ(※どれも米時間)。
5月27日(火):耐久財受注(4月)やコンファレンスボード消費者信頼感指数(5月)の発表。消費者の購買意欲や企業の設備投資動向を示す指標として注目される。
5月28日(水):NVIDIAによる2026年度第1四半期の決算発表。市場では、前年同期比45%増の利益と予想。AIブームの持続性や半導体業界全体の動向を占う指標となる。
5月30日(金):コアPCE価格指数(4月)の発表。これはFRBが重視するインフレ指標で、金融政策の方向性を占う上で重要なデータとなる。
日本のS&P500連動型ファンドにおける基準価額は、0.4%の微増。先週末と同様、ほぼ横ばいの動きだ。
主要なS&P500連動型ファンド(25/05/26 現在)
基準価額
前日比
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
30,557円
+104円(+0.34%)
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
27,975円
+120円(+0.43%)
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
13,598円
+46円(+0.34%)
MSCI ACWI(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)指数も、前日比0. 32%の下落となっている。やはり米国とEUの貿易摩擦は、こちらにも影響を与えていそうだ。
日本のオルカン型ファンドの基準価額も0.2%前後の下落。先週に引き続き、こちらも横ばい状態となっている。
主要なオルカン型ファンド(25/05/26 現在)
基準価額
前日比
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
25,990円
+36円(+0.14%)
SBI─SBI・全世界株式インデックス・ファンド
24,187円
+73円(+0.30%)
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
13,402円
+21円(+0.16%)
(※「SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドのベンチマーク」は、MSCI ACWIではなくFTSE Global All Cap)
S&P500指数やMSCI ACWI指数を算出する米国市場の取引時間は、現地時間で9時30分から16時までだ。日本時間では23時30分から翌6時となるため、インデックスファンドの基準価額も1日に1回、午後に更新される。
※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。
Money Insider
