「ZOZOマリンスタジアム」は千葉市美浜区 幕張新都心に1990年に完成しましたが、海沿いで潮風にさらされるという立地もあり、柵や手すりのさび、雨漏りなど老朽化が課題になっていました。
こうした状況を受けて球場を所有する千葉市は、コストの試算などを元に改修や移転などの検討を進めてきましたが、22日、将来のあり方に関する基本的な方針を公表しました。
この中では、球場を現在の場所から北に1キロ近く離れた幕張メッセの駐車場がある敷地の一部に移転し、現在と同じ屋根のない屋外型で、グラウンドが人工芝の球場に建て替えることなどが盛り込まれています。
収容人数は、現在より1割多い3万3000人程度まで増やし、室内練習場を併設するほか、災害時には、帰宅困難者などを一時的に受け入れる場所としての機能も持たせるとしています。
こうした方針を元に試算した整備にかかるコストはおよそ650億円に上り、機能を充実させたことや資材価格の高騰の影響などで従来の想定の2倍ほどに膨らんだということです。
市は、市の予算だけでなく、球場を使用するロッテ球団など民間からの資金や、国の補助金などを活用して賄うとしています。
新たな球場の開業は9年後の2034年を目指すということで、市は今後、移転先の敷地を所有する県などと具体的な調整を進めることにしています。
千葉市の神谷市長は記者会見で「海、風、空を感じられる環境の中で、これまでの球場の歴史や体験を継承しながら、新しい感動が生まれるような場所にしていきたい」と述べました。
