ジョージア政府は28日、今後4年にわたり欧州連合(EU)加盟交渉を行わないと表明した。首相と親EU派の大統領が対立し、同国の今後を巡り懸念が強まっている。

  コバヒゼ首相は首都トビリシにある政権与党「ジョージアの夢」本部での記者会見で、「EU加盟問題を2028年末まで議題にしないことを決定した」と発表。「EU加盟受け入れをチャリティーと見なすことは、断じて容認できない」と述べた。

Irakli Kobakhidze

コバヒゼ首相

Photographer: Hollie Adams/Bloomberg

  ジョージアは22年にウクライナ、モルドバと共にEU加盟を申請したが、長年にわたる加盟交渉プロセス開始でEUと正式合意には至らなかった。

  EU首脳は6月、ジョージアが市民社会に対する締め付け姿勢を改めないことを理由に、同国のEU加盟に向けた取り組みを「事実上」停止するとしていた。

  ズラビシビリ大統領は首相の発言を非難し、新たな選挙の実施をあらためて呼びかけた。同大統領はトビリシでの外国大使との緊急会合後に記者団に対し、「今日をもって、数週間続いていた憲法上のクーデターは終結した」と語った。  

Salome Zourabichvili

ズラビシビリ大統領

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

  ジョージアの夢は10月の議会選で勝利を宣言。親EU憲章を支持する野党4党は不正があったとして、議会をボイコットすると表明。その後数週間にわたり、反政府派の抗議活動が続いている。

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  この日の政府発表を受け、抗議するデモ隊がトビリシの議会の外に終結。警察はデモ隊に向けて催涙ガスを発射し、放水銃を使用した。地元テレビによれば、他の複数の都市でもデモが行われているという。

原題:Georgian Ruling Party Delays EU Membership Talks Until 2028 (1)、Georgian Police, Protesters Clash Outside Parliament Building(抜粋)

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