中国の習近平国家主席が、米国からの圧力の高まりに対抗するべく、東南アジアとの関係を深めている。16日には訪問中のマレーシアでイブラヒム国王と会談し、同国での投資や事業展開を中国企業に奨励すると述べた。

  国営新華社通信によると、習氏は16日、中国はマレーシアの農産物を歓迎すると述べ、中国と共同建設中の「東海岸鉄道」のような、両国での大規模プロジェクトを進めるよう呼びかけた。人工知能(AI)、デジタル経済、グリーン開発などの分野での協力強化の重要性も強調した。

  マレーシアは、習氏の東南アジア外遊の2カ国目となる。輸出依存型の東南アジア経済が、トランプ大統領による激しい貿易戦争にさらされる中、習氏は同地域との関係強化を目指している。

  トランプ氏が導入するとしている上乗せ関税を90日間停止し、各国が米国との交渉を模索する中、習氏の東南アジア訪問は始まった。特にマレーシアは、課された24%の関税を引き下げ、一部輸出品の関税免除を目指している。

MALAYSIA-CHINA-DIPLOMACY

クアラルンプールを訪れた中国の習近平国家主席(4月16日)

Photographer: Vincent Thian/Pool/AFP/Getty Images

  イブラヒム国王はフェイスブックの公式アカウントに、世界にはさまざまな「地政学的隔たり」が存在するものの、マレーシアと中国は今後も協力関係を強化していくと投稿した。

  習氏は17日、最終目的地のカンボジアを訪れる。

中国の習近平国家主席は、東南アジア地域との関係強化を目指している

Source: Bloomberg

原題:Xi Promotes Chinese Investment in Malaysia on Trip to Boost Ties(抜粋)

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