10日の債券市場で、米国債は上昇し数日間にわたる売りにいったん歯止めがかかった。

  2年物米国債の利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.88%となった。9日には一時30bp上昇していた。30年物利回りが9日に一時1998年以来の高水準に達した英国債も反発している。

  トランプ米大統領が9日、関税の適用を一時停止すると発表したことを受けて利下げ観測が後退し、ドイツやオーストラリアの短期債は10日に下落。

  2年物ドイツ国債利回りは一時20bp近く上昇した。

  スワップ市場が織り込むECB利下げ幅は一時約70bpに縮小した後、74bpとなった。

  トランプ氏の翻意は、56カ国と欧州連合(EU)に対する高関税の発効が市場の混乱と景気後退懸念に拍車をかけた13時間後だった。 

  企業経営者や投資家から方針転換を求める大きな圧力を受けており、人々が「少し興奮し、少し恐れを抱いている」ため方針を撤回したと同氏は説明した。

  「市場に強制されたためか、予想よりも早く『目覚め』が訪れた」と、ジェフリーズ・インターナショナルのストラテジスト、モヒト・クマール氏は述べた。

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Australia’s 3-Year Yield Jumps Most Since 2022

 

 

  10日のアジア市場では3年物オーストラリア国債利回りが2022年9月以来の大幅上昇。2年物ニュージーランド国債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。

   10年物日本国債利回りは一時13ベーシスポイント上昇して1.40%となった。 

  トレーダーらは現在、数カ月にわたって市場に重くのしかかることが予想される貿易交渉に備えている。

  トランプ氏の関税に関する行きつ戻りつが繰り返される中、投資家は同氏による世界貿易改革の取り組みが成長とインフレにどのような影響を与えるかを理解しようと苦労している。

  マネックス証券の債券・為替トレーダー相馬勉氏は、「不安定な状況は今後数週間続くだろう。最終的にこれらの関税がどのような形になるのかは誰にも分からない。誰もが米国債に注目して取引しているため、今後さらに混乱が起こるだろう」と話した。

原題:Treasuries Rebound From Rout With Global Bonds Still Reeling、Global Bond Markets Reel From Fallout of Treasuries’ Wild Ride、Swings in Treasuries Trigger Global Bond Market Aftershocks(抜粋)

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