中国人民解放軍は1日、台湾周辺で軍事演習を同日実施すると発表した。「分離勢力」のけん制が狙い。米国は中国による台湾侵攻を抑止する姿勢を示したばかりだった。
台湾方面を管轄する東部戦区の施毅報道官によると、軍は「多方向から」演習を開始。陸海空とロケット軍が参加している。
施報道官は今回の演習で「海上・陸上の標的に対する攻撃」や「戦区部隊の合同作戦実戦能力の検証を目的とした主要地域やシーレーンの封鎖」を訓練すると説明した。
中国による最新の演習は、東アジアにおける中国の野心に対抗することに重点を置き、ロシア対応では欧州に防衛費の増額を求めるトランプ米政権の外交政策を試しているもようだ。
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ここ数日でフィリピンと日本を訪問したヘグセス米国防長官は、中国を念頭にミサイルシステムや人員などのリソースを約束した。
また、同長官は台湾海峡を含むインド太平洋地域で「信頼に足る抑止力」を提供するとも表明。台湾はこうした姿勢を歓迎し、林佳竜外交部長(外相)は「世界秩序に対する中国の挑戦」を巡り米国と日本が示した懸念を高く評価すると述べた。
頼清徳総統が昨年就任して以降、中国は台湾周辺で類似の演習を複数回実施。中国側は人口2300万人を抱える台湾を自国の領土と見なしており、必要なら武力を行使してでも最終的には統一を達成しなければならないとしている。
原題:China Kicks Off More Drills Near Taiwan, Pushing Back at US(抜粋)
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