中国は、同国初となるソブリン発行体(政府や政府機関)によるグリーンボンド(環境債)のマーケティングを開始した。ロンドン市場への上場を計画し、最大60億元(約1200億円)の調達を目指す。
事情に詳しい複数の関係者によれば、中国財政省は、3年物と5年物のオフショア(中国本土以外)人民元建て債の当初条件について、それぞれ利率2.3%と2.35%に設定した。早ければ2日にプライスが決まる可能性があるという。
新たなグリーンボンドをロンドンに上場させる試みは、金融で英国との関係強化を図ろうとする中国の取り組みを象徴するものだ。中国政府はこれに先立ち、ロンドンで投資家との会合を開催。サステナブル債で世界最大の買い手の役割を果たす欧州市場への参入を目指してきた。
BNPパリバ・アセット・マネジメントのアジア太平洋地域サステナブル債責任者シュアン・シェン・オウ・ヨン氏(シンガポール在勤)は「会合の機会自体が前例のないことだ」と指摘。投資家が中国財政省に関わり「計画や経済状況、脱炭素化戦略について話し合う」のはまれだと説明した。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)によると2024年4ー12月の世界のグリーンボンドの発行ペースは落ちており、今年はこれまでのところ中国勢が最大の発行シェアを占める。

原題:China’s Government Is Selling Its First Sovereign Green Bond (1)(抜粋)
