
3月22日(土)午後11時30分 放送予定
ほっかいどうが #16「HIPHOP Journey」
放送翌日からNHKプラスで1週間見逃し配信!⇒こちらから
北海道HIPHOPシーンをけん引してきたレジェンドラッパー、B.I.G.JOE。
貧困や戦争など社会的なテーマを、みずからの体験や当事者たちの声をもとに歌う。
旭川に暮らし、ナイトクラブを経営しながら若者たちを見守ってきたJOEさん。旭川から多くの若者が去っていく中、彼らがどんな思いでこの街をみているのか気にかけていた。
今回JOEさんは、旭川の若者たちから直接話を聞き、その声を代弁するようなHIPHOPソングを作り上げる。ことし5月7日にラッパーを引退すると発表したJOEさん、その“最終章”とも言える制作の日々に密着した。

「閉鎖的で。みんな葛藤があるよね。何をしたらいいか分からない子は、もんもんとしているんじゃないか」
旭川に暮らして10年。中心街でナイトクラブを経営するJOEさんは、出入りする若者たちの様子を見守ってきた。「なにか夢中になれるものを」と、DJやラップを教えるなどしてきたが、若者の流出は止まらない。本当に彼らが求めるものは何なのか。

若者たちの声を代弁しつつ、若者たちへのエールとなる楽曲を作りたい。
歌詞をよりリアルにするため、JOEさんは若者たちから直接話を聞くことを大切にした。
通りすがりの若者に声をかけるだけでなく、市内の高校を訪ね、街を出るかどうか悩む当事者たちの声を聞いた。
「買物公園の活気が・・・落ち着いている」
「遊ぶ場所、買い物する場所が少ない」
「家や学校で居場所がないのに、大人は気づかない」
みんな、少しずつ何かが足りないと感じているようだった。
ただ、「人の温かさ」や「食事のおいしさ」など、今あるものを魅力に感じている若者もいた。

今回曲を作りに当たり、JOEさんにはこだわりがあった。
それは、“旭川に響く音”をサンプリングして、曲を作り上げることだ。

JOEさんは、レコーダーを手にあちこち歩き回った。雪を踏む音、自販機の音、街頭放送から神社の鈴の音まで。町工場にも協力を依頼。旭川らしいモチーフを追求した。

そうして出来上がった曲、タイトルは『Hey My Town』。
制作の最後は、街の中心で行われた。
旭川駅前に広がる買物公園のど真ん中で公開収録を行ったのだ。
旭川の若者たちの声を代弁するこの曲を、街に響かせた。

「何かアクションを起こせば、きっとリアクションがある。
自分ひとりでは微力かもしれないけれども、みんなで何かを起こしていきたい」
完成した曲は番組内で視聴できます。放送翌日からNHKプラスで1週間見逃し配信!⇒こちらから
