欧州連合(EU)は17日、加盟国外相会合を開き、最大400億ユーロ(約6兆5000億円)相当のウクライナへの新たな軍事支援パッケージについて協議した。

  カラス外交安全保障上級代表(EU外相)は会合後、このパッケージに対し「幅広い政治的支持」があり、詳細についての協議が進行中と述べた。

  加盟国は先月から、少なくとも200億ユーロ規模の物資の支援パッケージについて協議を重ねている。今年中に200万発の大砲用弾薬、防空システム、精密誘導ミサイル、無人機、その他の兵器をウクライナに提供することを目的としたもので、ウクライナ軍の部隊や産業の強化も目指している。

  米国が仲介するロシアとの和平交渉を模索する中、このパッケージはウクライナにとって、不可欠な軍事物資を供給するための重要な手段とされる。

  計画は、有志の加盟国連合による現物や現金での支援を受け入れるもので、各加盟国はそれぞれの経済規模に応じて拠出することが奨励されている。この問題に詳しい関係者によると、ほとんどの加盟国は合意に向け前向きだという。

  匿名を条件に語った関係者らによると、ただ、フランスやイタリアなど一部の国々は、まだ時間と詳細な情報を求めている。ハンガリーは、軍事支援やその他の支援でも、ウクライナへの支援提供に長く反対している。

  別の外交官はこの計画が、これまでウクライナのニーズに対して、欧州の北側、東側の国々と比べあまり貢献してこなかった加盟国に対し、圧力をかける手段でもあると述べた。

  パッケージは20、21日にブリュッセルで開催されるEU首脳会議で議題となる予定だが、関係者らは、今週中に最終決定が下される可能性は低いとの見方を示した。

原題:EU Progressing on €40 Billion Military Aid Plan for Kyiv(抜粋)

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