ロマンス詐欺の被害金を回収するとうたい、広告会社に弁護士名義を貸して法律事務をさせたとして、大阪地検特捜部は29日、「G&C債権回収法律事務所」(大阪市北区)の弁護士、川口正輝容疑者(38)と広告会社の代表ら4人の計5人を弁護士法違反容疑で逮捕した。弁護士法違反(非弁提携)の疑いで捜索した「G&C債権回収法律事務所」から押収物を運び出す大阪地検の係官ら(大阪市北区で、2024年2月27日撮影)弁護士法違反(非弁提携)の疑いで捜索した「G&C債権回収法律事務所」から押収物を運び出す大阪地検の係官ら(大阪市北区で、2024年2月27日撮影) 発表では、川口容疑者は、代表らに弁護士名義を貸して被害金回収の助言などを行わせ、代表らは2022年12月~23年7月、詐欺の被害者17人から着手金計約1800万円を受領した疑い。

 川口容疑者を巡っては、大阪弁護士会が昨年12月、同法違反の疑いがあるとして懲戒請求したと公表。同会の相談を受け、特捜部が今年2月に法律事務所などを捜索していた。 弁護士法は、弁護士が名義を無資格者に貸す「非弁提携」、弁護士資格がないのに報酬目的で法律事務を行う「非弁活動」を禁じている。