クックサーブ部門で受賞したひな祭りのメニュー(阿知須共立病院提供)
見た目が地味で物足りない――。そんなマイナスイメージを持たれがちな病院食を、山口市の
阿知須(あじす)
共立病院が見栄えや味にこだわったメニューで入院患者に提供し、注目を集めている。昨年、日本栄養治療学会が初めて開催した病院食のコンテストでは、2部門で準グランプリを受賞した。地域の中核病院として食材の地産地消にも力を入れている。(谷口善祐)
クックチル・ニュークックチル部門で受賞したおせちと雑煮(阿知須共立病院提供)2部門で準グランプリ
17日夕、病棟に食欲をそそる香りが漂った。夕食の献立は、はんぺんのウニ焼きと焼きビーフン、三つ葉のごま
和(あ)
え。看護師が病室の扉をノックすると、待ちわびた入院患者がベッドの上で目を輝かせた。80歳代の女性は「外出できないので食事だけが楽しみ。料理がカラフルで、どんどん食べたくなる」と笑顔でほおばった。
同病院の病院食が話題になったきっかけは、昨年、医師や管理栄養士らでつくる同学会が主催した「患者さんのための見た目にも
美味(おい)
しい病院食コンテスト」だった。調理してすぐに提供する「クックサーブ部門」と、冷蔵庫で保管して再加熱する「クックチル・ニュークックチル部門」で実施され、同病院は、ひな祭りに合わせた料理と正月料理でエントリーした。
ひな祭りの料理は、ピンク色のご飯を花びらの形に整え、その上にエビや錦糸卵を添えた花ずしなどを並べた。正月料理はおせちと雑煮。餅はのみ込む機能が低下しても食べられるように、豆腐や白玉粉などを混ぜ合わせて独自に開発した。 1 2 3
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