【ブリュッセル=酒井圭吾、エルサレム=作田総輝】国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は24日、イスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザの最南部ラファへの軍事攻撃の即時停止を命じる暫定措置を出した。昨年10月に始まったガザでの戦闘を巡り、ICJが攻撃停止に踏み込むのは初めて。
イスラエル軍がラファ中心部に侵攻、ハマス戦闘員3人を殺害…地元紙「大規模な地上作戦」
暫定措置を強制的に順守させる手段はICJにはないが、イスラエルへの国際的圧力は一層強まりそうだ。
南アフリカが昨年12月、イスラエルの攻撃はガザ住民へのジェノサイド(集団殺害)にあたるとして提訴していた。ICJは1月と3月にそれぞれ、ジェノサイドを防ぐよう命じる暫定措置を出したが、攻撃停止には触れなかった。 ロイター通信によると、イスラエル政府の報道官は23日、記者団に対し、ICJの決定にかかわらず、戦闘を継続する考えを示していた。地元紙タイムズ・オブ・イスラエルなどによれば、ヨアブ・ガラント国防相は23日、ラファでの軍事作戦について「地上と空の兵力を増強する」と述べており、被害の拡大は避けられない見通しだ。 ガラント氏はイスラム主義組織ハマスに打撃を与えるとし、「人質奪還の条件を整える」と語った。 イスラエル軍は23日もラファや北部ジャバリヤなどで軍事作戦を続けた。ロイター通信はガザ保健当局者らの話として、ガザ全域で同日、空爆などによって少なくともパレスチナ人60人が死亡したと報じた。
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