水俣病の患者・被害者団体と伊藤環境相との懇談で、環境省が団体側の発言中にマイクを切った問題を巡り、11日に熊本県内を訪れた与野党の幹部が言及した。マイクの音量を巡り、団体側に説明する担当室長(中央、右隣は伊藤環境相)(1日午後、熊本県水俣市で)=木佐貫冬星撮影マイクの音量を巡り、団体側に説明する担当室長(中央、右隣は伊藤環境相)(1日午後、熊本県水俣市で)=木佐貫冬星撮影 衆院熊本3区選出の坂本農相は、熊本地震で被災した熊本市東区の農地で復興状況を視察。終了後、記者団に「こういう状況になったことは残念。患者団体の皆さん方に寄り添い、意見を聞くことが基本だ。その基本を忘れないようにしてほしい」と語った。

 公明党の山口代表は、益城町で党の県本部が開いた熊本地震の復興会議に出席。記者団に対し、「丁寧に被害者に寄り添う姿勢を持った上で、対応してもらいたかった」と苦言を呈した。 立憲民主党の長妻政調会長は、同市中心部の繁華街で次期衆院選の予定候補者と街頭演説を行い、「長年の政治のおごりが出ている」と批判。報道陣に「未救済の方の救済措置を講じる努力をしたい。別に(意見を言う)時間を長くしても困ることはない」と述べた。党として、今月中にも現地で被害者側の話を聞く姿勢も示した。 懇談は1日、犠牲者慰霊式が営まれた水俣市で行われ、8団体が参加。発言は1団体3分で終えることになっており、環境省の職員が超過した団体のマイクの音量を絞る措置を取った。対応が不適切だったとして、環境相は8日、同市を再訪して当事者らに謝罪した。

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