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刈り取り作業は文字通り「朝飯前」…小気味よい音、リズムを刻む<くにさき七島藺表【4】>
刈り取った
七島藺(しちとうい)
(愛称・しっとう)の断面は三角形で太く、そのままでは畳表にできない。そのため、二つに割いて加工しやすくする。整っていない茎の形状が、七島藺表に藺草と違った独特の風合いをもたらす。
機械を使って真っ二つに割かれる七島藺の茎。白い断面をみせて次々に積まれていった(大分県国東市安岐町で)
大分県
国東(くにさき)
市
安岐(あき)
町にある農家松原正さん(68)、恵美さん(63)夫婦の作業小屋。刈り取った茎は、近所に住む中野和子さん(74)が選別した後、円盤状の刃物が5枚ついた「分割機」と呼ばれる機械に通していった。真っ二つに割かれた七島藺が、次々と機械から落下し、積まれていく。

刈り取った七島藺。断面は三角形で太く、二つに割いて加工しやすくする 中野さんは、毎年の刈り取りシーズンに40日間ほど助太刀してくれる貴重な戦力だ。子どもの頃は機械ではなくピアノ線を張った道具を使い、手で割いていた。手伝いでもらえるお小遣いをため、小学校で使うスリッパなどの代金の一部に充てたことを覚えている。 「ピアノ線が『ビンビン』っち音を出してしっとうが割けると、香水のようないい匂いがしちょった。機械を使う今でも、この楽しさは変わらんなあ」(「くにさき七島藺表」編は全7回)
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