対局準備をする山崎八段(左)と上座で構える久保九段=若杉和希撮影

 竜王戦1組ランキング戦準決勝・久保利明九段-山崎隆之八段戦が大阪市の関西将棋会館で行われています。

自然に桂馬を活用する明るい攻めで勝利した勇気八段、本戦入りと1組復帰を決める<2組・佐々木勇気八段-八代弥七段>

 山崎八段は今期の1組1回戦で松尾歩八段、2回戦で森内俊之九段を破りました。力将棋を得意としており、棋聖戦では藤井聡太八冠への挑戦を決めました。15年ぶりのタイトル戦出場です。対する久保九段は今期竜王戦1組初戦で羽生善治九段、2回戦で渡辺明九段に勝利しました。流れるような大駒捌きを披露しており、アーティストは健在です。一礼する両対局者=若杉和希撮影 飲み物を手に御上段の間の下座に向かった山崎八段。めがねを掛け替えて対局開始を待ちました。久保九段は上座に入ると速いテンポで駒を並べました。振り駒で山崎八段の先手に。対局開始が告げられると、息を吐きながら初手▲7六歩を着手し、少し間を開けて久保九段も△3四歩と手を進めました。
 力将棋は両者が得意とするところ。久保九段は四間飛車に構えた後、角道を開けたまま早めに△3五歩と位を取りました。居飛車の山崎八段は▲4五角と打ち、後手の飛車に制約をかけました。久保九段の考慮中に昼休憩を迎えました。(吉田祐也)

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