花や野菜などを描いた実篤の淡彩画が並ぶ会場(29日、調布市で)
実篤が愛用した穴の開いた硯
作家・武者小路実篤(1885~1976年)が、晩年を過ごした調布市の自宅(旧邸)での生活に焦点を当てた特別展「仙川の家―武者小路実篤、
終(つい)
の
住処(すみか)
での20年―」が、同市若葉町の武者小路実篤記念館で開催されている。
同館によると、実篤は幼少期から「年をとったら水のある所に住みたい」と願い、現在の実篤公園にある池を気に入ったという。70歳だった55年、池の近くに旧邸を建て、亡くなる90歳までの約20年間を過ごした。 2018年に旧邸が国の有形文化財に登録されたことなどから、改めて実篤が愛用した品々の文化的価値を知ってもらおうと同館が特別展を企画し、200点の展示品をそろえた。
自伝小説「一人の男」など、自宅で執筆した原稿や、花や野菜を色墨で描いた淡彩画も見ることができる。また、穴が開くまで使った
硯(すずり)
など、実篤の人柄がうかがえる展示品も並ぶ。
展示を担当した同館の佐藤杏学芸員は「実篤の暮らしを想起しながら展示品を楽しんでほしい」と話している。 6月9日まで。開館は午前9時から午後5時まで。祝日を除く月曜休館。高校生以上200円、小・中学生100円。問い合わせは同館(03・3326・0648)へ。
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