北海道斜里町を拠点に知床半島沖を周遊する小型観光船の今季の運航が28日、始まった。20人が死亡、6人が行方不明となった観光船「KAZU I(カズワン)」の沈没事故から23日で2年がたったなか、事業者らは安全対策として、運航の可否を複数の業者で判断するなどの自主ルールを守って営業する。
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運航初日、ウトロ漁港を出航する小型観光船(28日、北海道斜里町で)=原中直樹撮影 事故後の利用者低迷などで1社が廃業し、今季は昨季より1社少ない3社が10月下旬まで船を走らせる。28日はこのうちの「ゴジラ岩観光」が、同町ウトロの漁港を発着点として運航。国内外の観光客ら約90人が海からの景観を楽しんだ。
同社は今季、「海難事故救助要請システム」を導入した。乗船者が首にかけた発信器のボタンを押すと、漁業者らのスマートフォンにSOSや位置情報などが一斉通知される仕組み。発信器の貸し出しは有料だが、初日の28日は無料にした。
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