【5月31日 CGTN Japanese】アルゼンチン国家検査・衛生研究所管理局(ANLIS)カルロス・マルブラン研究所(Instituto Carlos Malbrán)の専門家はこのほど、同国南部の都市ウシュアイアで捕獲されたげっ歯類(ネズミ類)について、ハンタウイルス感染を示す証拠は現時点で確認されていないと明らかにしました。
マルブラン研究所の専門家は5月18日、ハンタウイルスを調査するためにティエラ・デル・フエゴ州の州都ウシュアイアに到着しました。1週間にわたる調査では、ハンタウイルスの媒介に関わるオナガコメネズミなどのげっ歯類を捕らえるため、200以上のわなを設置しました。ある専門家はアルゼンチンメディアの取材に対し、捕獲された動物がハンタウイルスに感染している証拠は確認されておらず、今後は実験室での分析を行うと明らかにしました。
同専門家によると、採取したすべてのサンプルはマルブラン研究所に送られて血清検査が行われており、疑わしいサンプルや陽性サンプルが発見された場合、研究者は逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)などの手法を用いて感染源の特定を進めるとのことです。
オランダのオーシャンワイド・エクスペディション社が運営するクルーズ船「MVホンディウス」は4月1日、アルゼンチンのウシュアイアを出港し、アフリカの島国カーボベルデへ向かう途中、船内でハンタウイルスの集団感染が発生し、3人が死亡しました。世界保健機関(WHO)は同船で最初の感染例は船内ではなく、出港前に感染した可能性があるとみています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News
