南高梅 収穫真っ盛り 気温高く、前倒し、和歌山紀南地方

南高梅 収穫真っ盛り 気温高く、前倒し、和歌山紀南地方

 和歌山県紀南地方で、梅のブランド品種「南高」の収穫が最盛期に入っている。気温が高い日が続き、収穫時季は前倒し傾向に。今年は、暖冬の影響などから実が少なく、3年連続の不作が予想されている。

 JAわかやま紀南地域本部管内の梅の農家数は2093戸で、約2210ヘクタールで栽培されている。うち南高は1910ヘクタールを占める。南高は大粒で皮が薄く、果肉が厚くて柔らかい特徴がある。

 本年産の南高の生産予想量は1万1626トンで平年比の62%と、不作が見込まれている。JAによると、実が少ない要因として、暖冬の影響で不完全な花が多かったことや、開花前に雨が少なく乾燥状態となり、花の受粉能力が低かったことなどが考えられるという。

 紀南地域本部では24日から荷受けをし、26日から市場販売している。6月初旬がピークとみている。

 田辺市秋津町の中田善久さん(53)は1・2ヘクタールの畑で南高を栽培しており、25日から収穫を始めた。

 収穫は例年と比べて5日ほど早くなっているといい、連日早朝から家族と収穫して午後に選果し、JAに出荷している。収穫量は平年と比べて6割から7割くらいになりそうだが、品質は良いという。

 中田さんは「不作続きで、市場や消費者に数量を届けられないのは心苦しいが、青梅で梅酒や梅ジュースを作ったり、熟した梅で梅干しを作ったりして楽しんでいただけるとうれしい」と話す。

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