5年ごとに行われる国勢調査の速報値が発表され、1970年の調査以降、増加を続けてきた福岡県の人口が減少に転じました。県内の自治体で最も人口が減少した北九州市では、企業誘致や観光の分野で人を呼び込もうとする取り組みが行われています。
国勢調査の速報値によりますと、去年10月1日時点の福岡県の人口は508万1879人で、前回の調査より5万3335人、率にしておよそ1パーセント減りました。
福岡県の人口は1970年の調査以降、増加を続けてきましたが、減少に転じました。
■街の人
「福岡は今、増えているかなと思っていました。だから減っているというのは、あまり思っていない方が多いのでは。」
「高齢・少子化というのはキーワードなので、なんとかならないかなとは思います。」
【県内の増減は】
こちらは自治体別の人口の増減数です。
最も増加したのは福岡市で、前回より5万1500人増え、増加率は政令市で最も高くなっています。
また、筑紫野市や福津市も増加しています。
一方、最も減少したのは北九州市です。前回より3万4740人減少しています。
久留米市も前回より6489人減り、2005年の広域合併以降、初めて30万人を下回っています。

福岡県の人口減少について、専門家は。
■九州経済調査協会・片山礼二郎 情報研究部長
「(福岡県が)どれだけ九州全域から人を集めたとしても、少子高齢化で人口が維持できるような社会構造ではない。九州以外からも福岡に人が入ってくるような街づくり・産業政策を進めないといけない。」

北九州市は28日、国勢調査の速報値を基にした4月1日時点の推計人口が89万8668人となり、初めて90万人を下回ったと発表しました。
■北九州市・武内市長
「北九州市は現代日本の縮図であり、日本全体が抱える課題の最前線にいます。この短期的な数字に一喜一憂することなく、ぶれることなく、北九州市としては力強く政策を展開していく。」
武内市長が、人口増加に向けた反転攻勢への“3本の柱”として掲げている一つが、企業誘致の加速です。
