2026 5/12
2026年3月、オニツカタイガーから衝撃的なニュースが届いた。ブランドのアイコンである「MEXICO 66」をベースにした、ブランド史上初のゴルフシューズ「MEXICO 66 GOLF」の登場。発表直後から話題をさらったこの一足を、私は迷わず手に入れた。その後、実際にゴルフ場、そして練習場で履き込み、体感したその“感動”を記録したい。


目次
【Style】 街のアイコンを、ゴルフ場で履きこなす悦び

まず心を奪われたのは、その圧倒的な見た目の美しさだ 。正直に言えば、購入前は少し不安もあった。今、女性がファッショナブルに履きこなすイメージが強いオニツカタイガーのデザインを、自分なりにゴルフ場でどう表現できるか。しかし、その懸念は足を入れた瞬間に吹き飛んだ。
芝生の上に置かれたブラックのアッパーに映える鮮やかなピンクのストライプス。それはゴルフ場という非日常の空間で、確かな存在感を放ちながらも、驚くほど洗練されて見えた。「この靴を履いてプレーする」という行為そのものが、これほどまでに心を躍らせてくれるとは思わなかった。ファッションとスポーツの垣根を超え、自分らしいスタイルを貫く楽しさを再発見させてくれたのだ。
【Performance】 「薄底」が呼び覚ます、全身の連動感

しかし、このシューズの本質はデザイン以上にその「機能」にあると思う。最大の違いは、近年のゴルフシューズのトレンドである厚底とは対極にある「薄底」設計だ。
実際にスイングをして驚いたのは、足裏から足の付け根にかけての感覚が驚くほど敏感になったことだ 。地面を掴む感覚、体重がどの位置にかかっているか、捉えたそれらがどう股関節まで繋がっていくか。ショットの際の連動感がこれまでになくはっきりと伝わってくるのだ。
「薄底だからこそ、見つかる感覚がある」
それは、最新のテクノロジーに頼りきってしまうのではなく、自らの身体感覚を研ぎ澄ましていくような体験の重要性だった。一打ごとに新しい発見があり、次はどう身体を動かそうかと思考を巡らせる。このダイレクトなレスポンスは、一度味わうとやみつきになる。まさにゴルフというスポーツの本質的な楽しさを呼び覚ましてくれる一足なのだ。
【Review】 細部へのこだわりと実用性
プレーを支える実用的な工夫も随所に光っている 。砂の上を歩いても、トングウィング構造のおかげで異物の侵入が気にならない 。また、特徴的なキルト(飾り)は、クラシックなゴルフスタイルへの敬意を感じさせると同時に、機能的なアクセントとして全体の印象を引き締めている 。


芝の上では確かなグリップ力を発揮し、アスファルトの上では歩きやすい 。18ホールのラウンドから、回り終えた後のひととき、帰り道の道中まで、一貫して快適に過ごせる「Course-to-city」のコンセプトを見事に体現している 。
【Spec】 MEXICO 66 GOLF 基本情報
| モデル名| MEXICO 66 GOLF(メキシコ 66 ゴルフ)
| 価格 | 33,000円(税込)
| カラー|YELLOW/BLACK、BLACK/DRAGON FRUIT、BLACK/WHITE、OFF-WHITE/PURE SILVER、OFF-WHITE/OFF-WHITE、PURE SILVER/PURE SILVER
| 主な機能 | 防水構造(JGGA基準) 、FF BLASTヒールクッション 、専用アウトソール
| 特徴 | 取り外し可能なキルト付属 、トングウィング構造(防砂・防塵)
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このシューズは単なるツールや道具ではない。自分の五感を研ぎ澄ませ、ゴルフという時間をより豊かにしてくれるパートナーだ。スコアを追うだけの息の付けないゴルフから、自由に感覚を愉しみ気持ちの余裕を生むゴルフへ 。オニツカタイガーが提示した新しいゴルフの形に、私はこれからも魅了され続けるだろう。
GOLF BROS.編集部
