地元で就職活動はするが、兵庫県内企業に就職をしたい学生は、2割にとどまることが、みなと銀行グループの調査研究機関「ひょうご経済研究所」の調べでわかった。採用側のPR不足が一因としている。

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 学生の就活動向を把握し、県内就職率の向上に役立てようと初めて実施。2027年に就職を希望する学生を中心に、県内の大学や高専に所属する者や、県外の大学などに通う県内在住と県内を帰省地とする学生の計510人に今年1~2月、インターネットで尋ねた。

 就活を県内で行う学生は、県内企業のみが9・4%、関西企業との併願は43・5%、首都圏企業と併願が11%で、全体で6割にのぼった。県内のみと答えた学生からは「地域のため貢献したい」「住み続けたい」などの声が聞かれた。

 人気のあった県内企業は、川崎重工業がトップで、〈2〉アシックス〈3〉神戸製鋼所〈4〉フェリシモ〈5〉シスメックス――と続いた。

 一方で、県内企業に就職したいとしたのは22・6%で、「大企業のほとんどが首都圏」「選択肢が広い」などの意見が目立った。

 同研究所の楡井義丈専務理事は「県内にも魅力的な企業は多いが、発信力が足りず、学生たちには十分に伝わっていないのではないか」と分析している。

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