『VALORANT』『リーグ・オブ・レジェンド』などのゲームを開発するRiot Gamesが行ったチート(不正行為)対策が注目を集めている。
同社はセキュリティソフト「Riot Vanguard」のアップデートにより、PCの外部から直接メモリを分析するDMA(Direct Memory Access)用の機器をブロック。
チート用機器の中には『VALORANT』など特定のゲーム専用に開発されたものも存在。SNS上では、そういった機器がゲームに干渉できなくなった結果、操作を受け付けなくなる「文鎮化」を起こしたという報告も投稿されている。
ブロックされた機器の中には100万円(6000ドル)近くするようなものもあり、Riot Gamesは日本時間で5月22日に公式Xへ「新品の6000ドルの文鎮を手に入れたオーナーたち、おめでとう」と強気なメッセージを投稿している。
Riot Gamesは「Vanguard」がPCを破壊したという主張に反論
アップデートに伴い、SNS上では「『Riot Vanguard』によってPCが破壊された」という投稿が相次いでいた。
これに対しRiot Gamesは公式X上で反論。「VALORANTでのチート専用に販売されているチートハードウェアデバイスがゲームにアクセスできないようブロックしているだけであり、PCやPC部品、PCソフトウェアをブリック(故障)させることは一切ありません」と主張している。
Riot GamesがXに投稿したチート用デバイスの写真/画像はRiot Games公式XRiot Games公式Xから
同社はまた「この機能はDMAチートデバイスを使用しようとするシステムにのみ適用され、DMAベースのチートセットアップを使用していないプレイヤーには影響しません」と明言。
「私たちは競技の公正性を守るためにアンチチートへの投資を続け、どうやってそれらのシステムが動作するかを可能な限り透明に説明し続けます」と宣言している。
チート使用者は永久BAN、Riot Gamesが行ってきた対策
アップデートが行われた「Riot Vanguard」はPC上で機能するチート用のソフトウェアや外部機器を監視するためのツール。
Riot Gamesが手がけるゲームをインストールすると同時に「Riot Vanguard」もインストールされる。
同社が手がける『VALORANT』『リーグ・オブ・レジェンド』などは競技性が高いタイトルであるため、競技性を損なってしまうチートへの対策は継続的に行われてきた。
開発チームがチート対策について語る動画
今回のような対策以外に、不正なハードウェアまたはソフトウェアを使用してチート行為を行ったプレイヤーのアカウントに対しては永久BAN(利用停止処分)を実施。
チート利用者と組んで試合に参加したプレイヤーに対しても180日間のゲームへのアクセス禁止という罰則を課している。

1998年生まれ。2021年に法政大学文学部日本文学科を卒業し、株式会社カイユウに入社。
ライター、編集者、Webディレクターとしてサイトの運営に携わる。漫画、WebToon、ボードゲーム等のジャンルを得意としており、実際の読書体験やプレイ経験をもとにレビューを執筆している。

