
授賞式で握手をするケリングのマリー=クレール・ダヴー チーフ・サステナビリティ&インスティテューショナル・アフェアーズ・オフィサー(左)と川崎和也シンフラックスCEO PHOTO:GFS
5月14日から2日間、北京で米中首脳会談が行われました。議題は貿易、台湾、イラン情勢、AI、レアアース。世界の緊張が凝縮した2日間でしたが、実はこの裏で、日本のファッション企業の「今後のコスト」や「海外戦略」を根底から揺るがす構造変化が起きています。中国が、サステナビリティ開示のルールとして、米国型ではなく欧州型に近い枠組みを採用し始めているのです。
サステナビリティ規制は、単なる「いいこと」ではないのは言うまでなく、もはや環境政策にもとどまりません。世界経済のルールを誰が書くかという、極めて政治的な「覇権争い」の側面を持っています。
ざっくり言えば、欧州型か否か。その潮流を読み解く鍵であり、今絶対に押さえておきたいのが「ダブル・マテリアリティ(二面的な重要性)」という概念です。
日本企業はすでに「三極」の中にいる
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