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事件が大きく動いています。栃木県の住宅で69歳の女性が殺害された事件で、新たに4人目の少年が逮捕されました。4人はいずれも神奈川県に住む16歳の少年です。
強盗殺人 新たに4人目逮捕
栃木県上三川町で起きた強盗殺人事件。事件発生から3日目の16日、大きな動きがありました。

4人目の少年を逮捕
14日に逮捕された少年A、15日に逮捕された少年Bに続き、栃木県警は、16日の朝に相模原市の少年C、そして16日夜、川崎市の少年Dの逮捕が発表されました。
その関係性や役割分担は捜査中ですが、いずれも16歳で、警察は実行犯がこの4人で全員だとみています。少年らは共謀して住宅に押し入り、富山英子さん(69)を殺害した疑いが持たれています。
富山さんには20カ所以上の刺し傷などがあり、傷は臓器にまで達していました。死因は「出血性ショック」でした。
警察は鑑識と防犯カメラの映像から、4人が実行犯であることを特定したといいます。

白いセダンタイプの高級外車
16日に下野署に運び込まれてきたのは、逃走に使われたとみられる白いセダンタイプの高級外車です。
車が見つかったのは相模原市。15日に逮捕された少年Bの自宅近くの公園の駐車場でした。
捜査関係者によると運転のできない16歳であるにもかかわらず、4人のうちの誰かが車を運転していた可能性があるといいます。警察はこの車に4人が同乗してきたとみて、捜査しています。

逮捕された4人はいずれも神奈川県内に住む
逮捕された4人はいずれも神奈川県内に住んでいて、事件現場の栃木県上三川町までは遠い道のりです。
事件現場から5キロほど離れた場所になります。事件後、警察はこの幹線道路沿いの複数の店舗に「防犯カメラを見せてほしい」と訪れたことが分かりました。
警察が聞き込みに来た工場関係者
「(Q.どんな話をした?)車が通ったのをカメラに映っているか確認させてほしいと」
すぐ近くにある高速道路を利用したか捜査していたものとみられます。
仲間内でメンバー集め

逮捕された少年らの関係性
これまでに分かっている少年らの関係性を整理します。
14日に逮捕された少年Aと、15日に逮捕された少年B、2人は過去に神奈川県の同じ高校の同学年でした。16日朝に逮捕された少年C、16日午後に逮捕された少年Dはいずれも神奈川県内の別の高校に通っています。
警察は少年Cについて少年Bと知人関係にあったとみていますが、少年Aとの関係については不明としています。そして、少年Dと3人の詳しい関係性は明らかになっていません。
少年Aは、犯行に関与したきっかけに、「同じ学年の人物が仲間にいて誘われて入った」というような趣旨の供述をしているといいます。
警察は少年4人の指示役やリクルーター役など、さらに複数人が関わっているとみて捜査を進めています。
逮捕の実行役 全員16歳
逮捕された実行役が全員神奈川県在住の16歳だった今回の事件、犯罪ジャーナリストの石原行雄さんはこう指摘します。

「口コミで闇バイトのメンバーを集める」
「昨年の5月にいわゆる仮想身分捜査が始まって、リクルーターや指示役が非常に警戒して、口コミで闇バイトのメンバーを集める手口がぶ厚くなっている」
仮想身分捜査というのは、警察が闇バイトへの応募を装って指示役との接触を図る捜査の手法のこと。つまり、こうした捜査で摘発されることを恐れた指示役が、リスクを避けるために仲間内でメンバーを集めさせる方法をとるようになったというのです。
「口コミで1人つながったメンバーに紹介料払うから、何でもいいから人数集めて現場に行ってくれ、とやると、指示役や計画者が把握していない人間がメンバーになっていく。そうすると上の意思・目的、指示がうまく伝わらない、ただただ悲惨な結果を生むことが非常に起こりやすくなっている」
さらに16歳の少年という、“社会経験の乏しい若者”は“手駒として都合がいい”存在として利用されているといいます。

「自分たちの操り人形として完全にコントロール」
「一つは思慮の浅い若者ほど使いやすいからというので、そういう人間を現場に送り込んでいる。いざじゃあ高齢者を殴れと言われて、まともな感覚があれば殴れない。そこで(指示役は)思慮の浅さとか想像力の乏しさとかあれば、自分たちの操り人形として完全にコントロールできるという」
(2026年5月17日放送分より)
