【写真を見る】鍋で豆腐を買う時代に?危機感あらわ 5月に容器が在庫切れ 庶民の味方 豆腐に原油高騰の影ジワリ 山梨

山梨県南アルプス市の店では「このままでは今月中に容器が尽きてしまい、豆腐を販売できない」と危機感をあらわにしています。

シルクのように白く艶やかな絹豆腐。

この豆腐を作っているのが、南アルプス市にある峡西豆腐工房横山食品です。

豆腐を作り続けて100年以上の歴史があります。

3代目の横山一仁さんがその日の気温などによって豆の煮る時間や温度などを細かく調整し、南アルプス山系の地下水を使用した「南アルプス きぬ」は去年、県内で唯一「ニッポン豆腐百選」にも選ばれています。

森谷美雲キャスター:
「大豆の味がしっかりとしていて濃厚な味わいです。大豆本来のコクや甘味が楽しめますね」

しかし、この豆腐に原油高騰の影が忍び寄ります。

横山さん:
「こっちの方に今ある在庫、買えるだけ買った在庫。豆腐容器。4月の時点でストップがかかってしまって、5月中には無くなる」

中東情勢の悪化により、豆腐の容器に使われるナフサの供給が混乱し、高騰。

5月から3割ほど値上がりしたといいますが、それ以前に納期が未定で、そもそも容器が手に入らないそうです。

現在確保してある容器はおよそ3万丁分ですが1日におよそ2000丁の豆腐を作るため5月中には底をつく計算です。

横山さん:
「学校給食もやっているんで、学校給食の方にもお届けするのが厳しくなる状況ではあります。もしかしたらもう、最後は昔みたいに皆さんに鍋持ってきて買ってもらうような形になっちゃうのかななんて」

このほか、石油由来の豆腐を包装するフィルムや消費期限や賞味期限を印字するインク代、さらには原材料の大豆、ボイラーの燃料代など軒並み値上がりしているといいます。

横山さん:
「(値段が)上がっていないものはない。ほとんどみんな上がっちゃってますね」

もし、このままの状況が続けば、来月にはこれまで例がない大幅な値上げをせざるを得ないといいます。

遠く離れた国際情勢が私たちの身近な食卓にも影響を与える日が続いています。

テレビ山梨

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