葉巻をくゆらせる、昼下がりの贅沢。

初めての人には吸える時間と好みを聞いて、おすすめをセレクト。軽い吸い心地の葉巻はタバコを吸わない人でも試しやすい

福井駅近く北の庄通りビルの2階にある「点(てん)葉巻室」。

扉の先には、喧騒から離れた空間が広がっています。

「葉巻の香りはとても繊細で、口の中で余韻を楽しむもの。だから紅茶などとのペアリングが面白い」と語るのはオーナーの松村謙さん。

昼間から葉巻を楽しむ時間を提案しています。

中国茶なども同じ「葉」同士、熟成された香りが寄り添う。祁門紅茶800円

店内に並ぶのはキューバ産のみ。

年に3回ほど、自ら現地に足を運び、作り手と関係を築きながら仕入れる葉巻です。

際立つのは、産地の土壌が育むやわらかな味わい。

ワインでいう「テロワール」、そんな言葉がすっと腑に落ちます。

1本を吸い終えるのに、短いもので30分、長いものでは2時間近く。

ゆるやかなサロンのような空間で、瞑想するように過ごす人もいれば、初対面同士が煙をくゆらせながら言葉を交わすことも。

「葉巻を通して次第に周波数が合ってくる」と松村さんは言います。

葉巻は1本2,000円〜。キューバの指導者カストロが愛用していたブランドなど、歴史を感じられる逸品も

普段タバコを吸わない人も、葉巻がもたらす静かな時間に惹かれてここへやって来るそう。

大人の嗜みとは、日常から少し離れて、ゆったりとしたひとときを味わうことかもしれません。

存在感のある絵は、交友のあるキューバ人画家が即興で描いたもの

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連載「リュクスなひととき」

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