【05月07日 KOREA WAVE】

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「夜通し手が焼けるように痛み、箸を使うのもつらい」

韓国の40代会社員は、手のひらや指に走る焼けるような痛みに日々苦しんでいる。痛みが強まった時に手を振ると、いったん楽になるものの、すぐにまた痛みが戻ることが多かった。病院へ行くべきだとは思っていたが、我慢してきたのもそのためだった。

しかし最近、手の力まで弱くなり、箸を使うことも難しくなったため、ついに病院を受診したところ、手根管症候群と診断された。

腕に生じる神経疾患の中で最も多い手根管症候群は、手首の前側に9本の腱と1本の神経が通る小さな通路「手根管」が狭くなったり、内部の圧力が高まったりして発症する疾患だ。簡単に言えば、手根管を通る正中神経が損傷し、手のひらや指に異常な症状が表れる状態。

手根管症候群はかつて「家事病」と呼ばれるほど、中年女性に圧倒的に多く発症してきた。健康保険審査評価院によると、2024年に手根管症候群で病院を訪れた患者15万6569人のうち、女性は72.2%の11万3085人、男性は23.8%の4万3484人で、女性患者の割合が圧倒的に高かった。

ただ最近は、手を多く使う職業や、パソコン、スマートフォンを頻繁に使う会社員にも珍しくなくなっている。

手根管症候群の典型的な症状は、手首の痛みと、親指、人さし指、中指、手のひらのしびれ、焼けるような痛みだ。重い場合は、睡眠中にも痛みを感じることがある。一方、小指にはまったく症状が表れない。また、手首を振る動作で症状が和らぐ場合もある。

運動まひの症状も出る。親指側の感覚が低下し、親指の筋力低下や萎縮が生じることもある。手の力が弱くなり、手首をうまく使えなくなる場合もある。

冷たい水に手を入れたり、寒い天候にさらされたりすると、指先がひどく冷えたり、しびれたりすることもある。物を持っていてよく落とすようになり、箸使いも難しくなる。腕を上げた時に手首にも痛みが出るほか、腕、肩、首まで痛みが広がることもある。

セラン病院上肢センターのセンター長、ホン・ギョンホ氏は「手根管症候群は腕、肩、首まで痛みが生じる場合もあるため、頸椎椎間板ヘルニアなど別の疾患と見分けるには専門医の診断が必要だ。診療時には感覚異常の位置と程度、運動機能低下の程度を確認する」と説明した。

治療は非手術的治療と手術的治療に分かれる。消炎鎮痛剤やステロイド注射治療などの非手術的治療は、症状が軽く、筋肉の萎縮がない患者に適用できる。

手術を受けると、しびれや夜間痛はまもなく消える。ただ、手根管症候群を長く患っていたり、筋萎縮が重かったりする場合は回復が遅く、症状が残ることもある。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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