焼損1600ヘクタール超
2026年5月2日 午後4時26分
更新 : 2026年5月2日 午後4時32分

消防車両が並ぶ岩手県大槌町の港。山林火災の鎮圧が発表された=2日午前

山林火災の現場を確認する岩手県大槌町の平野公三町長(左)=2日午前、大槌町
岩手県大槌町は2日、大規模な山林火災が延焼の恐れがなくなったとして同日午後1時に鎮圧したと発表した。4月22日の出火から11日目。焼損面積は1633ヘクタールで町面積の約8%に上った。総務省消防庁によると、2025年の同県大船渡市の山林火災(約3370ヘクタール延焼)に次ぎ、平成以降で国内2番目の規模。住宅を含む8棟が焼けた。
平野公三町長は「消防関係者と現地を確認し『鎮圧と判断できる』との報告を受けた。まだ火種が残っている可能性はあるので、今後も警戒を続ける」と話した。
27日以降に連日雨が降り、町は住宅への被害の恐れがなくなったとして、30日までに全域で避難指示を解除。消防は熱源や白煙が確認された場所で消火活動を続けていた。
鎮圧宣言後、町役場前には住民が集まり、災害派遣を終え撤収する自衛隊の車列に「ありがとう」などと声をかけ、見送った。近くに住む小笠原弘子さん(86)は「鎮圧でやっと安心して眠れる。民家への被害が最小限で何より」と安堵の表情を浮かべた。
