27日、中国メディアの環球網は、福建省の海岸に観光客が投棄した大量の青い使い捨て靴カバーが散乱し、当局が対策に乗り出していると報じた。

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2026年4月27日、中国メディアの環球網は、福建省の海岸に観光客が投棄した大量の青い使い捨て靴カバーが散乱し、当局が対策に乗り出していると報じた。

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記事は、福建省のネットユーザーが26日に投稿した動画が広く注目を集めたと紹介。動画には同省福州市平潭総合実験区君山鎮東美村の海岸線に沿って、砂浜と近海の海面に大量の青い使い捨て靴カバーが散乱する様子が映っていたと伝えた。

平潭は春から初夏にかけて夜光藻などのプランクトンが波に揺られて青く発光する自然現象、通称「青い涙」の名所として知られ、中国国内でも有数の「青い涙」観賞スポットだ。

散乱していた靴カバーはいずれも夜間に「青い涙」を観賞した観光客が捨てたものだったとし、ネット上で「夜は青い涙が見られ、朝には青い靴カバーが見える」と皮肉交じりの嘆きの声が上がったことを紹介した。

その上で、現地管理局員の話として、今年に入って観光客が観賞後に使い捨て靴カバーを投棄する問題が深刻化しており、3月以降は毎日清掃して海面のごみも専門業者が回収していると説明する一方で、未開発の海岸線が多く点在していること、海に流された靴カバーは潮の満ち引きで漂うことから完全な回収は難しいとの認識を示したことを伝えた。

また、観光客が青い使い捨て靴カバーを多用する理由について、SNS上で滑り止め効果がありながら海水との接触を妨げないため最適だとして推奨されている経緯があると指摘。現地管理局ではごみの発生そのものを減らすため、海岸周辺の商店に対し汚染を引き起こしやすい使い捨て用品の販売自粛を要請したほか、主要な海岸では合同パトロールと啓発活動も強化していると紹介した。

記事によると、地元の観光当局が26日夜に安全でマナーある観賞を呼びかける文書を発表し、観光客に対し耐久性の高い滑り止め靴を着用して使い捨てプラスチック製靴カバーの使用を控え、やむを得ずカバーを使用する場合も観賞終了後にごみを持ち帰るか近くのごみ箱に捨てるよう強く注意を促した。(編集・翻訳/川尻)

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