モトローラは29日(現地時間)、フォルダブルスマートフォンの最新モデルとして「motorola razr ultra」「motorola razr+」「motorola razr」の3機種を米国向けに発表した。AI機能「moto ai」の統合やカメラ性能の向上が図られており、米国では5月14日に予約が開始され、21日に発売される。

 米国向けの価格は、「razr ultra」が1499ドル(約24万円)、「razr+」が1099.99ドル(約17万6000円)、「razr」が799.99ドル(約12万8000円)。

 いずれの端末も「motorola razr 70」シリーズとして今後数カ月以内にグローバル向けに発売される。「razr 70 ultra」はヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域向けに、「razr 70 plus」はヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア太平洋地域で登場する。また、「razr 70」はヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカで発売されるとのことで、この機種のみ、アジア太平洋地域が含まれていない。

性能とディスプレイを極めた最上位モデル「razr ultra」

 シリーズ史上最もパワフルなモデルと位置付けられる「razr ultra」には、最新チップセット「Snapdragon 8 Elite」を搭載する。3世代目のQualcomm Oryon CPUにより、映画品質の3Dグラフィックスを多用するゲームも快適に動作するとしている。

 カバーディスプレイは4.0インチで、165Hzのリフレッシュレートと最大3000ニトの輝度を備える。閉じた状態でも通知の確認やメッセージ送信、アプリの操作が快適に行えるよう設計された。また、ガラスはCorning Gorilla Glass Ceramic 3で、前世代モデルと比較して、落下性能が75%以上向上しているという。

 開いた際のメインディスプレイは7.0インチのExtreme AMOLEDで、10ビットカラーとPantone認証の色再現性を実現し、最大5000ニトの輝度を誇る。

 バッテリー容量は5000mAhで、1回の充電で36時間以上の駆動が可能だとしている。68Wの急速充電に対応し、ワイヤレス充電やワイヤレス給電機能もサポートする。

AI主導のカメラ体験と撮影機能

 「razr ultra」は、リアカメラに5000万画素の広角カメラと超広角カメラを搭載する。広角カメラには次世代の5000万画素LOFICセンサーを採用し、明るいハイライトから深い影まで、従来比で最大6倍のダイナミックレンジを捉える。AIによるシーン検出や、フレーミングとライティングの自動最適化も行われる。

 新機能として、手首の回転でズームを操作する「Camcorder Rotate to Zoom」や、複数フレームから全員が最高の表情をしている瞬間を合成する「Group Shot」を導入。さらに、ユーザーの編集傾向を学習する「Signature Style」や、理想の構図を画面上にガイド表示する「Frame Match」により、撮影の失敗を軽減する仕組みを整えた。

 閉じたときの大きさは88.12×73.99×15.69mm、開いたときの大きさは171.48×73.99×7.19mm。重さは199gで、IP48相当の防水防塵に対応する。カラーは「PANTONE Cocoa」と「PANTONE Orient Blue」の2色。

PANTONE CocoaPANTONE Orient Blue独自AI「moto ai」とGeminiの統合

 全モデルに共通して、AI機能「moto ai」が搭載される。通知を要約する「Catch me up」や、ユーザーの行動に基づき次のステップを提案する「Next Move」といった機能が利用できる。

 また、グーグルの「Gemini」や、会話形式でやり取りできる「Gemini Live」をサポートする。Microsoftの「Copilot」や、AI検索の「Perplexity」も利用可能で、用途に合わせて複数のAIプラットフォームを選択できる。

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