静岡県熱海市の大規模土石流を受けた盛り土の総点検で「災害防止措置」が未実施と指摘された県内の盛り土のうち、6カ所で現在も対策が行われていないことが28日、分かりました。
【写真を見る】県内の盛り土6か所で「災害防止措置」されず 県が指導も“手つかず”のワケは…山梨
盛土総点検は2021年7月に静岡県熱海市で発生した大規模土石流を受けて国が実施したもので、人家や公共施設に影響を及ぼす高さ1メートル以上、広さ3000平方メートル以上の大型の盛り土が対象となりました。
県内では14か所で排水設備の設置などの安全措置が確認できず県が改善を指導していましたが、去年10月に国が行った追跡調査でも10か所で対策が取られていないままとなっていました。
県が指導を続けた結果、10か所のうち1か所で対策済み、3か所で対応中となりましたが、残る6か所は現在も手つかずの状態だということです。
国の総点検から5年が経っても改善されない理由について県は…
県森林整備課 江俣尚厚 課長
「対応できていない場所は土地の所有者が亡くなり相続されなかったり、所有者が消息不明のまま名義変更されるなどしていて、こうした場合、県としての命令の効力がなくなってしまい指導ができなくなってしまっている」
県は今後も状況の確認を続け、周辺に影響を及ぼす際には応急処置などの対策を講じるとしています。
