孤独な少年と身元引受人の夫婦との出会いを描いた映画「ミックスモダン」が5月8日から、香川県高松市亀井町のホール・ソレイユで上映される。罪を犯すことでしか「自分」を感じることができなかった少年が生きる意味を見つけていくストーリーだ。

 映画は元受刑者らを雇いながら社会復帰の手助けをしているお好み焼き店主の博之(藤原稔三さん)と妻の園子(常石梨乃さん)、少年院を出て同店で働くようになった勇人(井戸大輝さん)を軸に展開。勇人はあることをきっかけに昔の窃盗仲間と連絡を取るようになり、次第に歯車が狂ってゆく―。
 監督・脚本は藤原さんが務めた。高松市出身の能楽師伶以野(レイヤー)陽子さんが勇人の交際相手の母親役で出演。伶以野さんが演劇界で活動していた時の恩師である藤原さんから声がかかったという。伶以野さんは「藤原さんは一貫して社会の暗部に焦点を当て、人々の心の叫びを社会に突きつけている。この作品に出演できてよかった」と話している。
 9日には、ホール・ソレイユで藤原さんと伶以野さんによる舞台あいさつがある。上映期間は未定。問い合わせはソレイユ〈087-861-3366〉。

(四国新聞・2026/04/28掲載)

ホール・ソレイユ

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