住宅に火の手迫る、延焼防止へ
2026年4月25日 午前11時29分
更新 : 2026年4月25日 午前11時41分

岩手県大槌町の山林火災で、現場近くに集まった新潟県などからの消防隊=25日午前
岩手県大槌町の山林火災は発生4日目となる25日も勢いは衰えず、消火活動が続いた。住宅の目の前まで火の手が迫っており、延焼を食い止めるため、各地から順次現場入りした緊急消防援助隊が地上から放水した。町によると24日時点で焼失面積は約730ヘクタール、燃えていると見込まれる延焼範囲は約1176ヘクタールに上る。
町は避難所をこれまでの町内に加え、近隣の釜石市や山田町にも開設した。避難指示は町の人口の3割に当たる1541世帯3233人に出ている。23日から車中泊をする男性会社員(63)は「毛布を巻いても肩が寒くてつらかった。煙を吸い、のどや頭が痛い」と疲れをにじませた。
大槌町は2011年3月発生の東日本大震災で大きな被害に遭った。平野公三町長は25日の記者会見で「安心できる状況にない。家を津波で流された方が再び(自宅を)失うことはあってはならない」と述べた。
