
2026年4月21日、レバノンのベイルートで、避難民のテント。REUTERS/Saleh Salem
[ベイルート/エルサレム 22日 ロイター] – レバノン南部で22日、イスラエルの新たな空爆があり、レバノン人記者のアマル・ハリル氏が死亡、同行していたカメラマンが負傷した。レバノン軍高官とハリル氏の勤務先であるレバノン紙アル・アフバールが明らかにした。この日の死者は計5人に上り、16日に発表された10日間の停戦以降、最も多い犠牲者を出した。
イスラエル軍はハリル氏の死亡について即座にコメントしなかった。これに先立ち、イスラエル軍は声明で、空爆により記者2人が負傷したとの報告を受けているとしていた。
レバノン軍高官らによると、救助隊がハリル氏を救出しようとした際、イスラエル軍が音響弾を投下し、損壊した建物への接近を阻んだという。
レバノンのサラム首相は、記者を標的にし、救援活動を妨害する行為は「戦争犯罪」だと非難した。
イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラもイスラエル軍に対しドローン攻撃で応戦したと発表し、23日に米国で開催される予定の大使級協議を前に緊張が高まっている。
レバノンのアウン大統領はこの日、米国の仲介による10日間の停戦の延長を求める意向を示した。停戦は26日に期限を迎える。アウン氏は、23日の協議にレバノン側から出席するモアワド駐米大使に、停戦の延長と、イスラエルが南部で行っている破壊行為の停止を求めるよう指示したと述べた。
レバノン高官によると、レバノン政府は停戦延長を、大使級を超えた次の段階の協議に進むための前提条件と位置付けている。次の段階では、イスラエル軍の撤退、イスラエルに拘束されているレバノン人の帰還、陸上国境の画定を求める方針だ。
ヒズボラは、レバノンの停戦はイランの圧力の成果だと主張しており、レバノン政府がイスラエルとの協議を模索していることを非難している。これは、ヒズボラの平和的な武装解除を1年にわたって求めてきた政府との対立激化を反映している。
23日の協議には、米国からはルビオ国務長官が出席する予定。イスラエル側はライター駐米大使が代表を務める。
トランプ米大統領は16日、レバノンとイスラエルが10日間の停戦に合意したと発表した。
Graphic: Map showing an Israeli‑controlled strip of territory along the southern Lebanon border, described by Israel as a buffer zone. The area runs parallel to the frontier with northern Israel, where Israeli troops are deployed.
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