
写真は2023年7月、独デュイスブルクにある製鉄所で撮影。REUTERS/Wolfgang Rattay
[ブリュッセル 13日 ロイター] – 欧州連合(EU)は13日、域内の鉄鋼産業を保護するため、鉄鋼製品の無関税輸入枠を2024年比で47%削減して年間1830万トンにするとともに、輸入枠超過の製品に課す関税率を現行の25%から50%に引き上げることで暫定合意に達した。
輸入の増加や米国の関税措置が原因で、EU域内の鉄鋼生産者の稼働率はわずか65%にとどまっている。今回の規制により稼働率を80%まで高める狙いがある。
EUへの鉄鋼輸入の主な供給元は昨年、トルコ、韓国、インドネシア、中国、インド、ウクライナ、台湾だった。
EUが現在導入している鉄鋼輸入制限措置は、世界貿易機関(WTO)のルールに基づき6月30日に失効する。
欧州委員会は、EUの鉄鋼部門では08年以降約10万人の雇用が失われており、制限措置が延長されなければ生産量はさらに減少するとの見方を示した。
また、ロシアからの鉄鋼輸入を28年9月までに段階的に廃止することを確認した。
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