石川県能美市の総務部の職員が上司から「残業三兄弟」と呼ばれるなどのパワーハラスメントを受け2025年10月に自殺した問題で、井出敏朗市長は、再発防止に向けた委員会を設置するなどして、対策を講じる考えを示しました。
【写真を見る】職員600人対象のアンケート・ハラスメント撲滅に向け委員会設置へ 職員がパワハラで自殺の石川・能美市
能美市・井出敏朗市長「市役所組織としてこのような事態を未然に防ぐことができなかったことに対し、亡くなられた職員、ご遺族のみなさまに心からお詫び申し上げます。」
能美市の井出敏朗市長は、25日開会した市議会定例会の冒頭、職員が自殺した問題について陳謝しました。
弁護士などからなる第三者委員会の報告書によると、この問題をめぐっては、総務部の職員が管理職の上司から時間外勤務が多いことについて、「残業三兄弟」というあだ名をつけられるなど、度重なるパワハラを受けたことが原因で2025年10月に自殺したと結論付けています。
■管理職の上司、業務指示の際「どうせすぐ忘れると思うけど」と発言
また、管理職の上司は同じ課の職員に業務指示を出す際、「どうせすぐ忘れると思うけど」と話すなど、強い不快感を職員に与えていたということです。
一連の問題に対し井出市長は、職員が安心して働くことができる職場づくりの実現に向け、先頭に立って再発防止に努めると述べました。
能美市・井出敏朗市長「職員がハラスメントに対して、どんな認識を持っているのか。私自らが聞きたいと思っている。トップダウンということではなく、ボトムアップでいろんな意見を吸い上げていくことが大切。」
そのうえで能美市は2月中に、「風通しの良い職場づくりを進めていくための委員会」を設置し、3月末までに再発防止策を取りまとめる方針です。
また、職員およそ600人を対象にしたアンケート調査も行って、職場環境の改善に努めていくということです。
北陸放送
