
ボウリング全国大会2連覇中 小学5年・船木雄紀士くん(11) の“強さの秘密” 3連覇を目指し「誰にも負けないように」新潟・上越市
ボウリングの全国大会を2連覇中の小学生が新潟県上越市にいます。努力が実を結ぶとされる“午年”に目指すのは3連覇です。
普段はお茶目な小学5年生
「グッとパーで分かれましょ!」
上越市の直江津小学校。昼休みにバスケットボールをする児童の中で、ひと際元気な男の子がいます。船木雄紀士(ふなき・ゆきと)くん(11)です。
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その印象を同級生に聞いてみると…
「おもしろくて、ふざけてる人です。急に英語を話し始めたりとか」
「ちょっとおばか。でも面白くて、いいやつ」
お茶目な一面もある船木くんですが、ただの小学生ではありません。
実は、去年開かれた全日本小学生ボウリング競技大会、小学5年生の部で優勝。2連覇を達成しました。
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全国から選ばれた25人が出場し合計9ゲームのスコアを競う中、8回連続ストライクや1ゲーム平均200以上のスコアを記録し、2位に大差をつけました。2連覇は県勢初の快挙です。
【船木雄紀士くん】
「とてもうれしかったです。大会の時は2連覇を目指す気持ちで緊張しました」
「人一倍、熱意がある」
一体、その強さの秘密とは?練習に密着しました。
まずは『欠かさない練習』です。
船木くんは毎日の筋力トレーニングに加え、週3回、地元のボウリング場で練習します。
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この日は実業団の全日本大会でチーム優勝の経験を持つ斎藤理恩(さいとう・りおん)コーチ(23)に指導してもらいました。
「あまり気を張って投げるよりは、いつも通りに投げてもらった方がいいかな
「はい」
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黙々と投球する船木くん。
「腕をしっかり顔の前まで振って投げる、という意識をしています」
普段は月に一度、上越市から80km以上離れた見附市のボウリング場で指導してくれる斎藤コーチ。
船木くんは日ごろの練習で気になることをノートにまとめておき、改善案を示してもらいます。
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【斎藤理恩コーチ】
「年齢にしては他の子よりガッツもあって、向上心もすごくある。僕が見る限りボウリングは人一倍、熱意はあります」
「昔からボール好き」
そんな船木くんがボウリングを始めたのは3歳のころ。趣味でやっていた父・康雄(やすお)さんの影響でした。
【父・船木康雄さん(38)】
「もう本当、昔からボールが好きで。そのボール好きが転じて、このボウリングっていうのにきているんで、離れたことがないんです」
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ボウリング好きは保育園でも発揮されました。
【船木康雄さん(38)】
「保育園でも、ハンカチ使って三角形を作るんです。『スペア』って」
“両手投げ”でストライクを
そんな船木くんの投球スタイルは両手投げです。
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使いこなすのが難しい一方、回転を多くかけられるのでストライクが取りやすいといいます。
【船木康雄さん(38)】
「たまたまYouTubeで両手で投げてる選手を見て『両手で投げていいのか』って聞かれて。『いいんだよ』って話したら、もう次から一人で投げると」
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両手投げを本格的に習い始めたのは8歳の時。
その年の地元の大会で初めて優勝しました。
逆境を跳ね返す“強いメンタル”
【斎藤理恩コーチ】
「絶対にストライクを出すんだ、という時にストライクを出せる」
【父・船木康雄さん】
「大人でも尻込みしちゃうような場面で堂々とできるところは、ちょっと羨ましいなと思うぐらい」
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メンタルを鍛えるため、プレッシャーをかけた練習を重ねてきた船木くん。去年の全国大会でピンチの時も、その強さを発揮しました。
【船木雄紀士くん】
「スペアミスが多くて。そういう時もったいないな、って思う時がありました。でも、ストライクでスペアをミスした分を、しっかりとカバーできていた」
苦難を乗り越え 3連覇へ挑む
いくつもの強さの秘密がある船木くんですが、この日の練習はなかなか調子が上がりません。
理由は、フォームにありました。夏頃から身長が4センチほど伸びたことで崩れていたのです。そこでコーチが、今の身体に合った投げ方を教え、船木くんは何度も試し続けました。
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今年は3連覇がかかっていますが、これから意識したいことを聞いてみると…
【船木雄紀士くん(11)】
「ボールのスピードやパワーをつけて、身長もなるべく大きくして、他の人にも誰にも負けないように練習していきたいと思います」
「全日本3連覇です!!」
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努力を実らせる午年にできるか。
船木くんの練習の日々は、続きます。
